にんにく畑にはイノシシ、鹿、猿よけの柵がしてあり、その上部には電気柵が施してある。電気柵は特に猿対策のためにある。この辺りで農作物をまともに収穫しようと思ったら、たとえ人里の畑であろうとも防獣柵なしでは実現しない。
近年どこかで電気柵による気の毒な死亡事故があったので、この辺りは耕作放棄地帯でまず人が入り込むようなことはないとは思うが、
念のために畑の四方に『感電注意』の張り紙をした。
今のところこの柵を張ってから獣害はないが、それも時間の問題だと思う。人間様もあれこれ勘考するが、動物の方も進化する。最近はほとんどの耕作地に柵が張られているので、現に民家の垣根が食い荒らされることが多くなった。
そのうち家の中に入って来るんじゃないかと心配になる。
人間様と野生獣のせめぎあい。
ここ近年の柵が張り巡らされた風景は、
とうていのどかと呼べるようななものではない。
コメントをお書きください